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ドラクエ11s 感想メモ

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先にPS43DSで発売されたドラクエ11。両方の良いとこ取りし、多くの追加要素を備えた完全版がドラクエ11s だ。ネタバレ注意です。

今回のドラクエはシナリオが良かった!丁寧にキャラや設定も掘り下げ、伏線も適度に散りばめ回収している。何よりキャラの魅力が凄いからちゃんと感情移入できる。

特に仲間キャラはドラクエで一番良かった。頼れる相棒のカミュ、しっかり者の姉ベロニカ、おっとりさんの妹セーニャ、ふざけたキャラだが騎士道精神を心得ているシルビア、バニーちゃん好きの祖父ロウ、セクシー担当の武闘家マルティナ、頑固で真面目だが意外な一面も時折見せるグレイグ。みんな好き。サブキャラも印象的な奴らが多い。また、フルボイスになったことによってストーリーもバトルも大いに盛り上げてくれる。声優もめちゃ豪華だった。

 

主人公も主人公らしくしっかり活躍や見せ場があるし、魔王も強大な敵として君臨する。5のミルドなんとかさんみたいにならなくて安心。自分がクリアまでかかったのは60時間。このボリュームがどれくらい凄いのかというと、歴代最大のボリュームだったDQ7をクリアした時間と同じくらいだった。

だが、ここで終わりではなかった。なんと今回のドラクエはクリア後からが本番。ストーリー付きの裏ボスに数多くの新イベントが待っている。真エンドまでのプレイ時間は過去作の比じゃないだろう。

 

bgmは名曲のオンパレード。新曲が少ない気もするが、過去作のあの曲この曲が完璧なタイミングで使われているので、シリーズファンは興奮間違いなし。特にロウと協力して大技を放つ時にDQ6のムドー戦が流れたり、裏シナリオでDQ3のフィールド曲が流れてきたときは鳥肌だった。新曲なら通常戦闘曲、中ボス戦、ブギー戦、表シナリオのケトスbgmなんかが好き。スイッチ版ではオーケストラ音源になった。元のシンセ音と比べると月とスッポンで迫力が段違い。シンセ音とオーケストラ音は設定でいつでも変更できるので、気分に合わせて変更できるのめっちゃ好き。

 

前述した通り今作はボリュームがぱない。つまりやり込み要素も豊富。冒険の息抜きにもなるうえ、よくありがちなメインストーリーの進行状況によって進められなくなるとりかえしのつかないクエストは存在しない。好きな時好きなように進められる。

ヨッチ族のあいことばを集めれば過去作の世界を舞台に様々なクエストを受けることも可能。最強パーティ作り、装備集め、モンスター図鑑埋め、公式縛りプレイなどやり込もうと思えばかなり長く遊べる。

 

システム面を一言で表すなら超親切設計。基本的な戦闘システムはシンプルなターン制バトル。レベルアップでステータス全回復するので道中MPを気にする必要はあまりない。新要素としてゾーンとれんけいシステムが登場。FF9のトランスと言えば分かる人にはわかりやすい。敵から受けたダメージをエネルギーに変え覚醒した状態がゾーンだ。

このゾーン状態のキャラが複数いるとれんけいわざを繰り出すことができる。言ってみればFFのリミットブレイクやオーバードライブなんかに当たるわけ。強力な大技や仲間の全回復、敵をメタル系に変えたり経験値増加させたりと、ユニークなれんけいが多数用意されてて楽しい。地味ながら自動戦闘にした時に、1ターン終わるごとにいちいちたたかうコマンドを押さなくても戦闘が進むようになったの良き。

成長はDQ8のスキルシステムが続投。ただし8から大幅にパワーアップしたスキル盤となっている。FF10のようにすごろくを進める感覚で様々なスキルを覚えさせていくのは楽しいし、育成の自由度やルートもそれなりに高い。スキルリセットもできるようになったので、気軽にスキルを振り分けられる。

フィールドにはキャンプ場と呼ばれる拠点が多数配置。セーブや体力全回復などなら行える。ボス戦前にはそのキャンプ場や全回復機能付きセーブポイントが配置されているのでかなり親切だ。(ボスはそれなりに手強い奴らが多いのでヌルゲーにはなっていない。)

宿屋には必ず銀行があるし、錬金はどこでも行えるし足りない素材を買い足せる機能もあるし、戦闘スピードや演出スキップも設定できるし、ダッシュや馬でフィールド上を高速で移動できるし、なんならルーラやリレミトのMPは0だし、よく使うアイテムは便利ボタンですぐに使えるし。至れり尽くせり。

 

シリーズ30周年を記念してなのか、過去作オマージュやファンサービスが多かった。前述の通り、bgnアレンジやヨッチ族のあいことばなどは勿論。細かい展開や台詞にも過去作を知っていると嬉しくなるようなものも。さらに真エンディングでは怒涛の歴代作品名シーンラッシュ。こんなん泣くしかないやろ。ラストであのDQ作品と繋がるのも鳥肌。

 

ここからは気になったところを。まず2Dと3Dの切り替えが、決められた特定のストーリー進行状況からとなっている。この為切り替えを行うとストーリーが特定の状況まで戻されてしまう場合がある。

そしてベロニカの声がやたら甲高い。個人的意見で申し訳ないのだが、耳が痛くなる。

見た目装備の変更というシステムに関してはとても良い。ステータスは変えずに見た目だけ変えたい人にとっては最高のシステム。けれどもデフォルト服が無い!大事なイベントはデフォルト服で見たい派なのでこの点に関しては気になった(ムービー中も見た目装備が反映されるのはgood)。強い装備はだいたい見た目が変わるものが多く、装備のステータス恩恵は欲しくても見た目はデフォルトでいいって時に不便。

また、ストーリー上キャラが頻繁に離脱再加入する。その度にスキル盤がリセットされ最初から振り分けないといけないので少しめんどくさい。

ただしこれらの点は全て許容範囲内。ゲーム内の評価を落とすものではなかった。

 

 

良いところ

・王道で感動のストーリー

・キャラの魅力

・名曲だらけなbgm

・圧巻の大ボリューム

・シンプルなシステムに親切な設計

・ファンサービスの多さ

 

微妙なところ

・2Dと3D切替時の仕様

・ベロニカの声

・見た目装備のデフォルト服がない

・スキルパネルが強制リセットされる場面が多い

 

 

総合評価

100点

大満足の歴代最高傑作。DQの面白さを改めて感じた。

 

近況報告

しばらくブログ更新できなかったぜ。もともとこのブログは授業中の暇な時間に書いてたものだった。ただ夏休みは授業がないのでブログほっぽり出してずっとゲームしてたのよね。これからはブログの更新頻度を上げていく予定